2013-14年インフルエンザについて(2013/11/20)

(厚労省提供情報を小児用に改変しました)

インフルエンザ Q & A

【インフルエンザ総論】

  1. インフルエンザとふつうの風邪のちがいは?
  2. 流行期は?
  3. インフルエンザと新型インフルエンザのちがいは?
  4. 平成25(2013)年春に中国で発生した鳥インフルエンザA(H7N9)は、今どこにいったのですか?
  5. 流行するインフルエンザはどのような種類ですか?
  6. 世界でのインフルエンザの流行(インフルエンザ・パンデミックとはなんですか?)

【インフルエンザの予防・治療について】

  1. インフルエンザにかからないようにできますか?
  2. インフルエンザにかかったらどうすればよいのですか?
  3. インフルエンザの治療薬にはどのようなものがありますか?
  4. タミフル服用後に、異常行動による転落死が起きている等の報道がなされていましたが、現在はどのような対応が行われているのですか?
  5. タミフル以外の抗インフルエンザウイルス薬を使用した場合にも異常行動(急に走り出す、ウロウロする等)は起こるのでしょうか? 
  6. 抗菌薬はインフルエンザに効果がありますか?
  7. インフルエンザにかかったら、どのくらいの期間外出を控えればよいのでしょうか?

【インフルエンザワクチンの接種について】

  1. ワクチンの接種を受けたのにインフルエンザにかかったことがあるのですが、ワクチンは効果があるのですか?
  2. 昨年ワクチンの接種を受けましたが今年も受けた方が良いでしょうか?
  3. 今年のワクチンはどの種類のインフルエンザに効果があるものですか?
  4. インフルエンザワクチンの接種はいつ頃受けるのがよいですか?
  5. ワクチンの供給量は確保されていますか?
  6. ワクチンの接種量及び接種回数は年齢によって違いはありますか?
  7. インフルエンザワクチンを接種するにはいくらかかりますか?

【定期接種について】

  1. 予防接種法に基づく定期のインフルエンザ予防接種の対象はどのような人ですか?
  2. 予防接種法に基づく定期のインフルエンザ予防接種は、対象者が希望すれば必ず受けられますか?

【副反応等について】

  1. インフルエンザワクチンの接種によって引き起こされる症状(副反応)にはどのようなものがありますか?

【インフルエンザ総論】

  1. インフルエンザとふつうの風邪のちがいは?
    ふつうの風邪ウイルスや病原菌は多数あり、症状は鼻汁や咳、発熱、などが多く全身症状はあまり強くないといわれますが、乳児のRSV感染症のように、数時間のうちに重症化し易く、外来で使用できる抗菌薬はないのでインフルエンザ以上に慎重に診断治療をしなければならない病気もあります。
    子どもの風邪は、始まりが軽くても進行が早いので十分な注意が必要で、早めに小児科医にかかることが大切です。
  2. 流行期は?
    12月~3月ごろまでですが、4月ごろまで続くこともあります。
  3. インフルエンザと新型インフルエンザのちがいは?
    A型のインフルエンザは毎年、ウイルスの抗原性が小さく変化しながら世界中で流行し、季節性インフルエンザと呼びます。
    数年~十数年おきに、抗原性が大きく変化したA型インフルエンザウイルスが現れ、今まで持っていた免疫が無効になるため、急速に全国に広がり大流行になります。
    「新型インフルエンザ」と名付けるのは、そのウイルスによりきわめて多数の国民がかかり健康と生命が大きく損害を受け、日常生活も支障を来たし、医療体制を含めた社会機能や経済活動にまで影響が出る場合です。
    100年間の新型インフルエンザは、大正7(1918)年(スペイン風邪)、昭和32(1957)年(アジア風邪)、昭和43(1968)年(香港風邪)、平成21(2009)年(いわゆる新型インフルエンザ)(H1N1)2009)などです。
    世界的な大流行になったのち、人びとが免疫を獲得するにつれ、大流行はせず季節的な流行を繰り返すようになります。
    いわゆる新型インフルエンザ(H1N1)2009も、平成23(2011)年4月からは、季節性インフルエンザとして取り扱われます。
  4. 平成25(2013)年春に中国で発生した鳥インフルエンザA(H7N9)は、今どこにいったのですか?
    鳥インフルエンザA(H7N9)は、平成25(2013)年4月に中国で多数の感染者が報告されましたが、その後患者は大幅に減少しました。持続的なヒト-ヒト感染は確認されませんが、限定的なヒト-ヒト感染が疑われており、引き続き注意が必要です。
    国立感染症研究所ホームページを見てください。
  5. 流行するインフルエンザはどのような種類ですか?
    インフルエンザウイルスは、A型、B型、C型に大きく分類され、流行の原因となるのはA型とB型です。
    国内で現在流行しているインフルエンザウイルスは、A/H1N1亜型(いわゆる新型インフルエンザ)とA/H3N2亜型(いわゆる香港型)およびB型の3種類です。
    平成21年以前に季節性流行があった、いわゆるAソ連型は、平成21年のインフルエンザ(H1N1)2009ウイルス発生後はほとんど姿を消しました。国内の流行状況は、国立感染症研究所をご覧ください。
  6. 世界でのインフルエンザの流行(インフルエンザ・パンデミックとはなんですか?)
    歴史上は古代から、感染症らしい病気の大流行記録がありますが、インフルエンザウイルス感染と証明されたのは1900年頃からです。
    世界的な大流行をパンデミックといいます。
    「スペイン風邪」は、大正7(1918)年から流行したスペインインフルエンザ(原因ウイルス:A/H1N1亜型)で、死亡者数は全世界で2,000万人とも4,000万人ともいわれ、日本でも約40万人が亡くなったと推定されています。
    昭和32(1957)年には、アジア風邪・インフルエンザ(A/H2N2亜型)が、昭和43(1968)年には香港風邪・インフルエンザ(A/H3N2亜型)が、最近の平成21(2009)年に新型インフルエンザ(H1N1)2009が世界的な大流行を起こしました。

【インフルエンザの予防・治療について】

  1. インフルエンザにかからないようにできますか?
    1) ワクチン接種
    インフルエンザワクチンは、感染しても発病する可能性を減らす効果と、罹ってしまった場合の重症化防止に有効です.流行株予測は毎年的中しています.
    2) 咳エチケット(マスク着用は顔が見えないため、人間関係のうえで問題があります)
    咳やくしゃみで飛ぶインフルエンザウイルスを含む微細粒子は、半径1mぐらいまで飛び散り感染を起こします.
    飛沫を吸い込まなければ感染を減らせますが、家族や団体生活の友人など対人距離が近い人からの飛沫を防ぐことは困難です.また、インフルエンザにかかっても高熱や頭痛や関節痛、咳や鼻汁などの症状が出ない不顕性感染や、感冒様症状のみでインフルエンザと気付かないこともよくあります。
    厚労省では、有効な対策として咳エチケット3条を推奨しています.[1]咳やくしゃみを人に向けない [2]咳やくしゃみはハンカチやティッシュやマスクで受ける[3]手で咳やくしゃみを受けたらすぐに流水で手を洗う.ティッシュはくずかごに捨てる.
    感染した人がマスクをするほうが、かかる前にするマスクより感染防止効果は高いといわれます。
    3) 帰宅時の手洗い
    石鹸をつかう流水による手洗いは、手指についたインフルエンザウイルスを除去するのに有効で、あらゆる感染症対策の基本です。
    また、アルコール製剤による手指の洗浄もインフルエンザウイルスには効果があります。(ノロウイルスには効果が低い)
    4) 適度な湿度
    空気が乾燥すると気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザのほか冬の風邪ウイルスにかかりやすくなります。
    冬は湿度が30~40%になることもよくあるので、乾燥する日は加湿器により50~60%の湿度を保つと感染防止に効果があります.
    5)十分な休養とバランスのとれた栄養
    体の抵抗力を高めるには、軽い運動、十分な休養とバランスのとれた食事が基本です.
    6) 人が集まる場所へ行かない
    流行する12月から3月は、高齢の方や基礎疾患のある方、妊婦、過労や睡眠不足の方は、人が多い場所へ行かないようにしましょう。
    やむを得ず行くときは、飛沫をある程度は防ぐ不織布(ふしょくふ)製マスクを着用しましょう.
  2. インフルエンザにかかったらどうすればよいのですか?
    • 早めにかかりつけの医療機関を受診しましょう。
    • 早めに学校や仕事を休み臥床することが治る秘訣です.
    • 水分が不足気味になるので、経口補水液(OS1,OS1ゼリーやアクアライト)が最適です。のどが渇かないうちに多く取りましょう.
    • 糖分が多い甘いジュースやスポーツドリンクは腸からの吸収がだいぶ遅いので効果が少なく、水やお茶類は塩分が不足します.
    • 咳やくしゃみ等の症状のある時は、周りの人にうつさないために防護策をとりましょう.
    • 小児や青少年は、インフルエンザの罹患により、急に走り出す、部屋から飛び出そうとする、ウロウロと歩き回る等の異常行動を起こすおそれがあるので、自宅において療養を行う場合、少なくとも2日間、小児・未成年者が一人にならないよう配慮しましょう(q4q5を参照)。
  3. インフルエンザの治療薬にはどのようなものがありますか?
    • 抗ウイルス薬の効果は、インフルエンザの症状が出始めてからの時間や病状により異なりますので、使用する・しないは医師の判断になります。適切な時期(発症から48時間以内)に開始すると、発熱は通常1~2日間短縮され、ウイルス排出量も減少します。
    • 症状が出てから48時間以降に服用を開始した場合、十分な効果は期待できません。
    • オセルタミビルリン酸塩(商品名:タミフル)
    • ザナミビル水和物(商品名:リレンザ)
    • アマンタジン塩酸塩(商品名:シンメトレル等)
    • ペラミビル水和物(商品名:ラピアクタ)
    • ラニナミビルオクタン酸エステル水和物(商品名:イナビル)
  4. タミフル服用後に、異常行動による転落死が起きている等の報道がなされていましたが、現在はどのような対応が行われているのですか?
    タミフル服用の有無にかかわらず、異常行動はインフルエンザ自体に伴って発現する場合があることが明確となりました。
    その根拠は、平成19年4月以降、薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会において調査・審議を行い、副作用等報告、非臨床試験(動物実験等)、臨床試験、疫学調査等の結果を検討した結果、平成21年6月の同調査会において上記の結論が出されました.? さらに、平成19年3月の予防的な安全対策以降、タミフルの副作用報告において、10代の転落・飛び降りによる死亡等の重篤な事例が報告はありません。? しかし、引き続き医療関係者、患者、家族等に注意喚起を図ることとしました。 http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/06/s0616-5.html?
  5. タミフル以外の抗インフルエンザウイルス薬を使用した場合にも異常行動(急に走り出す、ウロウロする等)は起こるのでしょうか?医薬品を服用しない場合には起こらないのでしょうか? 
    医薬品を服用していない場合や解熱剤のアセトアミノフェンだけを服用した後でも、同様の異常行動が現れることが報告されています。
    抗インフルエンザウイルス薬には、タミフルのほかにも4種類の医薬品がありますが、これらの服用後も異常行動の発生が認められています。
    小児や青少年がインフルエンザにかかった時には、突然走り出して2階から転落するなどの事故を防止するため医薬品の服用の有無にかかわらず、保護者は少なくとも2日間、一人にならないよう配慮してください。
    http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikagakuka-Kouseikagakuka/0000027843.pdf [628KB]
    ○異常行動の例
    ・突然立ち上がって部屋から出ようとする。
    ・興奮状態となり、手を広げて部屋を駆け回り、意味のわからないことを言う。
    ・興奮して窓を開けてベランダに出ようとする。
    ・自宅から出て外を歩いていて、話しかけても反応しない。
    ・人に襲われる感覚を覚え、外に飛び出す。
    ・変なことを言い出し、泣きながら部屋の中を動き回る。
    ・突然笑い出し、階段を駆け上がろうとする。
  6. 抗菌薬はインフルエンザに効果がありますか?
    インフルエンザウイルスに抗菌薬は効きません.しかし、高齢の方や体の弱っている方は、肺炎球菌などの病原菌にも感染しやすくなっています。 
    このため、細菌とウイルスの混合感染によって起こる気管支炎、肺炎等の合併症の治療として、抗菌薬が使用されることはあります。
  7. インフルエンザにかかったら、どのくらいの期間外出を控えればよいのでしょうか?
    およそ1週間と見ておけばよいでしょう.
    ウイルス排出は、発症する前の日からはじまり、解熱すれば排出量は急減しますが、その後も多少はウイルスを排出します. 学校保健安全法(昭和33年法律第56号)では「発症した後5日を経過しかつ、解熱後2日(幼児にあっては3日)を経過するまで」をインフルエンザによる出席停止期間としています(ただし学校医その他の医師が感染のおそれがないと認めたときはこの限りではありません).

【インフルエンザワクチンの接種について】

  1. ワクチンの接種を受けたのにインフルエンザにかかったことがあるのですが、ワクチンは効果があるのですか?
    現在のインフルエンザワクチンは、侵入現場の口や鼻粘膜上で感染を止める力はありません.ウイルスが侵入したのち、数日の潜伏期間を経て、発熱や関節痛、倦怠感など症状が起こりますが、ワクチンにはこの発症を抑える効果が認められています.? ワクチンの最大の利点は、重症化を予防の効果です。重症化とは、肺炎や脳症等の重い合併症が現れ、入院治療を必要としたり、死亡される場合のことです. 
    厚生科学研究班による「インフルエンザワクチンの効果に関する研究(主任研究者:神谷齊(国立療養所三重病院))」の報告によると、65歳以上の健常な高齢者については約45%の発病を阻止し、約80%の死亡を阻止する効果があったと報告しています。
    http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/fluQA/QAdoc04.html
  2. 昨年ワクチンの接種を受けましたが今年も受けた方が良いでしょうか?
    季節性インフルエンザワクチンの予防効果が期待できるのは、接種した2週後から5カ月程度までと考えられています。そのシーズンに流行が予測されるウイルスに合わせて製造されています。このため、毎年ワクチンの接種を受けた方がよいと考えられます.
  3. 今年のワクチンはどの種類のインフルエンザに効果があるものですか?
    今年度の季節性インフルエンザワクチンは、インフルエンザA/H1N1亜型(インフルエンザ(H1N1)2009)と同じ亜型)とA/H3N2亜型(いわゆるA香港型)、B型の3種類が含まれたワクチンです。
  4. インフルエンザワクチンの接種はいつ頃受けるのがよいですか?
    日本では例年12月~3月頃に流行します。ワクチン接種効果が出現するまでに約2週間なので、12月中旬までにワクチン接種を終えることが望ましい.
  5. ワクチンの供給量は確保されていますか?
    今シーズンは、約6,656万回分(約3,328万本)のワクチンが供給される予定で(平成25年9月20日現在)、十分な供給量が見込まれます.
  6. ワクチンの接種量及び接種回数は年齢によって違いはありますか?
    厚労省が決めるインフルエンザワクチンの接種量及び接種回数は次のとおりです。
    (1)6カ月以上3歳未満1回0.25mL2回接種
    (2)3歳以上13歳未満1回0.5mL2回接種
    (3)13歳以上 1回0.5mL 1回接種
  7. インフルエンザワクチンを接種するにはいくらかかりますか?
    インフルエンザを含むすべてのワクチン接種は病気に対する治療ではないため、健康保険が適用されません.原則的に全額自己負担となり、費用は医療機関によって異なります。? ただし、予防接種法(昭和23年法律第68号)に基づく定期接種の対象者等については、接種費用が市町村によって公費負担されているところもありますので、お住まいの市町村(保健所・保健センター)、医師会、医療機関、かかりつけ医等に問い合わせていただくようお願いします(定期接種の対象でない方であっても、市町村によっては、独自の助成事業を行っている場合があります)。
    ※静岡市のインフルエンザワクチン接種料金は、2013-14年は、2012-13年と同様
    1回目3,000円、2回目2,500円です。

【定期接種について】

  1. 予防接種法に基づく定期のインフルエンザ予防接種の対象はどのような人ですか?
    以下の人は、インフルエンザにかかると重症化しやすく接種による便益が特に大きいので、定期の予防接種の対象となります.
    かかりつけの医師とよく相談のうえ判断してください。
    (1)65歳以上の方
    (2)60~64歳で、心臓、じん臓若しくは呼吸器の機能に障害があり、身の回りの生活を極度に制限される方(概ね、身体障害者障害程度等級1級に相当します)
    (3)60~64歳で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な方(概ね、身体障害者障害程度等級1級に相当します)
  2. 予防接種法に基づく定期のインフルエンザ予防接種は、対象者が希望すれば必ず受けられますか?
    予防接種法に基づくインフルエンザワクチンの定期接種が不適当と考えられる方は、予防接種実施規則に以下のように示されています。
    <予防接種実施規則第6条による接種不適当者(抜粋)>
    (1)明らかな発熱*を呈している者
    *: 通常は、37.5度を超える場合をいいます。
    (2)重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな者
    (3)予防接種の接種液の成分によってアナフィラキシーショックを呈したことがあることが明らかな者
    (4)その他、予防接種を行うことが不適当な状態にある者
    また、以下に該当する方は接種要注意者とされていますので、接種に際しては、医師とよく御相談ください。
    <インフルエンザ予防接種実施要領に基づく接種要注意者>
    (1)心臓、じん臓又は呼吸器の機能に自己の身辺の日常生活が極度に制限される程度の障害を有する者(概ね、身体障害者障害程度等級1級に相当します)
    (2)ヒト免疫不全ウイルスにより免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害を有する者(概ね、身体障害者障害程度等級1級に相当します)

【副反応等について】

  1. インフルエンザワクチンの接種によって引き起こされる症状(副反応)にはどのようなものがありますか?
    免疫をつけるためにワクチンを接種したとき、免疫がつく以外の反応がみられることがあります。これを副反応といいます。
    比較的多い副反応は、接種した場所(局所)の赤み(発赤)、はれ(腫脹)、痛み(疼痛)で、10~20%に起こりますが、通常2~3日でなくなります。全身性の反応としては、発熱、頭痛、寒気(悪寒)、だるさ(倦怠感)などで5~10%に起こり、こちらも通常2~3日でなくなります。まれではありますが、ショック、アナフィラキシー様症状(発疹、じんましん、赤み(発赤)、掻痒感(かゆみ)、呼吸困難等)が見られることもあります。
    ショック、アナフィラキシー様症状は、ワクチンに対するアレルギー反応で接種後、比較的すぐに起こることが多いことから、接種後30分間は接種した医療機関内で安静にしてください。また、帰宅後に異常が認められた場合には、速やかに医師に連絡してください。?そのほか、重い副反応(※)の報告がまれにあります。ただし、報告された副反応の原因がワクチン接種かどうかは、必ずしも明らかではありません。
    ※ギラン・バレー症候群、急性脳症、急性散在性脳脊髄炎、けいれん、肝機能障害、喘息発作、血小板減少性紫斑病等が報告されています。