食物アレルギー予防 | スギ花粉症情報(2015年)

今年はスギ花粉はどのくらい飛ぶのでしょうか?
①当院ホームページでポールンロボをクリック(※現在利用できません)すると、静岡市葵区駿河区はもとより、全国各地の花粉定点から時間単位で、花粉飛散数を見ることができます。
②今年の飛散予想ですが、NPO花粉情報協会の調べによりますと、 花粉飛散数は、南北に長い日本列島の地理的な特長から、地域により変わります。
北海道・東北、関東、東海・北陸では、昨年よりかなり多めの予想です。
近畿、中国・四国、九州では、昨年より少なめで、とくに九州ではかなり少ない予想です。
  

この理由としては、

(1)北海道・東北、関東、東海・北陸では、昨年夏の気温が高かった。
(2)スギにも表作、裏作があり、昨年は裏作だったので、今年は表作に当たり花粉が多くなる。
(3)スギ花芽が、昨秋の調査では多く着生していた。
花粉が飛びはじめるのはいつごろですか?
桜前線のように、大まかには南から北に向かってスギ花粉前線が進みます。
静岡市は、東海地方だけでなく、日本全体でももっとも早い、2月上旬ごろと予想されます。
名古屋市、和歌山県、東京都とその周辺などでは2月中旬。
北海道では、3月下旬から4月上旬ごろに飛散する予想です。沖縄にはスギの木がありません!
花粉対策はいつごろから始めればいいのですか?
花粉が飛びはじめる前からスタートして、第2世代の抗ヒスタミン剤の内服をすることがとても大切です。
花粉数が増えてくると、多数の花粉が鼻粘膜や眼結膜に入りアレルギー反応を起こします。
これにより組織中に反応物質が出て、毛細血管や神経末端を刺激し鼻汁やむくみやくしゃみが起きます。
さらに困ることには、遠くの組織からアレルギー細胞を引き寄せるので、反応が加速してしまいます。
症状が出る前から内服すれば、この悪循環をストップさせ症状を軽くすることができます。