勝又小児科・アレルギー科医院
静岡市葵区紺屋町12-5
TEL.054-252-6801
休診日:日曜日・祝日
 
9:30

12:30
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15:30

18:30
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予防接種は、金曜の午前・午後と土曜の午前中に予約制で行なっています。
また、金曜日の午後2時半から約1時間は、予約制で3・4と9・10カ月乳児健診をします。

子宮頸がんワクチン

子宮頸がんワクチンとはなにか。

 筑波大の吉川裕之教授(婦人周産期医学)吉川教授は、「若いうちに子宮頸がんになり、子どもを授かる前に子宮を取ったり幼い子どもを残して死んでいく女性が増えている。

 費用負担の問題は日本が女性と子どもを大切にする国であるかどうかの試金石になる」と指摘しています。

 子宮頸がんワクチンは、ワクチンでがんを予防したいという夢を実現するために多くの研究者が競争した成果です。

 

接種の方法と費用は

 ワクチンは3回の接種が必要で、2回目は1回目の1ヵ月後、3回目は6ヵ月後に接種。

 接種部位は他のワクチンと異なり、上腕三角筋に筋注です。

 任意接種のため、全額自己負担の場合、3回接種で5万円としています。

 

接種年齢と接種場所は

 日本では、10歳以上の女性に、1回0.5mLを、0、1、6カ月後に合計3回、上腕の三角筋部に筋肉内接種する。と定めています。

 小児科で接種することが決まりました。(日本産科婦人科学会と日本小児科学会の協議による)

 子宮がん検診は絶対に必要ですが、こちらは婦人科で行います。

 

公費で負担を!

 子宮頸がんは女性にとって深刻な問題ですが、世間では予防への関心が低いため、検診の受診率が約20%と低迷し、対策の遅れが指摘されていました。
 
  公費にすることによりこのワクチンが普及すれば、がんになる人が劇的に減少するでしょう。

 しかし子宮がん検診は必要です。

 

普及の難題は自己負担

 普及には費用の問題が大きいのですが、厚生労働省は接種費用を自己負担としています。

 県内の自治体では、全額公費、一部を公費で助成するなど住民へのサービスを進めている市町もあります。


対象者にワクチン接種の必要性を理解してもらう

 思春期を迎える女児が女性の成長と健康について、きちんと理解できるような教育に配慮が求められています。文部省は、学校の保健体育授業で予防接種について教えていません。


子宮頸がんとは

 子宮頸がんは、日本では年間推定1万2000人が罹患し、2400〜2500人が亡くなっています。実に、毎日6〜7人が亡くなっています。

 問題は、日本では最近、20歳代後半から30歳代前半の女性に増加していることです。

 最近は30歳前後で結婚される方が多いですが、ちょうど出産時期と重なることから、「マザーキラー」ともいわれるほど多くの若い女性が亡くなっています。

 子宮頸がんの原因は、子宮の入口付近にヒトパピローマウイルス(HPV)が感染し、ほとんどは自然に排除されますが、感染が持続するとごく一部ががんへ進行すると考えられています。


ヒトパピローマウイルス(HPV)とは

 日常的にありふれたウイルスで100種類以上が確認され、約8割の女性が性交渉により感染経験を持つとされます。

 感染してもほとんどの人では自然に排除されますが、通常のウイルスのような獲得免疫は得られにくいので何度も感染を繰り返す可能性があります。性交渉が始まる前に免疫をつけておくと子宮頸がんの危険が激減しますが、結婚してからでも接種の効果は十分あります。

 

子宮頸がんのワクチン

 今回発売されるグラクソ社のワクチンは、「サーバリックス」という名前がつけられています。

 子宮頸がんの原因の7割を占める16型と18型の2種類のウイルス感染を予防する、2価のワクチンですが、今後、万有製薬からも1型、11型、16型、18型の4価ワクチンが発売される予定です。

 

 子宮頸がんワクチンは、2006年6月に米国で初めて承認されて以降、欧米や豪州、カナダなど世界100カ国以上で使われているワクチンで、英系製薬会社のグラクソ・スミスクライン社の2価ワクチン「サーバリックス」と、米製薬会社のメルク社の4価ワクチン「ガーダシル」(万有製薬から承認申請中)の2種類があります。