事故を防ごう | イオン飲料

赤ちゃんと子どもに、イオン飲料を与えないようにしましょう (2017/7/6)

 

ビタミンB1欠乏で脚気が起きることがあります。

身体にビタミンB1の蓄えがないと、人が活動するとき糖分からエネルギーを引き出すことができません。
ビタミンB1は体内で生産できないうえ乳幼児では備蓄量も多くないので、消費が増えて摂取量を上回ると、
欠乏症状が現れます。

でも赤ちゃんや子どもが、母乳や人工乳や離乳食やふつうの食事を摂っていればまったく心配はありません。

ビタミンB1欠乏症状は昔から脚気としてよく知られていて、冷害による飢饉で栄養失調になった人びとや、
日露戦争の日本陸軍兵士のように白米ばかりで副菜が不足の場合とか飲酒過多で低栄養の人びとや特殊な例では修行のため参籠し粗食を摂る僧侶に起きることがありました。その症状は、身体のむくみ、腱反射消失、眼球運動障害、ふらつき、意識障害や脳神経障害後遺症(ウェルニッケ脳症)、心不全などです。

最近、国内の小児科医療施設から乳児や小児のビタミンB1欠乏症が報告されるようになりました。驚いたことにこの子らはイオン飲料を毎日大量に飲まされていたり、アレルギー疾患により過度の食事制限を受けている場合もあることが分かりました。

そこで、日本小児保健協議会では全国の小児科学会専門医研修施設516施設に一次調査を行ない、33例のイオン飲料などの多飲によるビタミンB1欠乏症が見つかりました。
多くは2歳未満の乳幼児で、生後12カ月未満から始まったことが多く、家庭環境に問題があることが多く、1日の摂取量が、1,000mlを超えていることが多かったのです。