勝又小児科・アレルギー科医院
静岡市葵区紺屋町12-5
TEL.054-252-6801
休診日:日曜日・祝日
 
9:30

12:30
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15:30

18:30
× × ×

予防接種は、金曜の午前・午後と土曜の午前中に予約制で行なっています。
また、金曜日の午後2時半から約1時間は、予約制で3・4と9・10カ月乳児健診をします。

麻疹の予防法と、症状を理解しましょう
『麻疹かもしれない場合は、まず医療機関に連絡してから受診しましょう』

 

予防

麻疹は空気感染する感染症です。麻疹ウイルスの直径は100〜250nmであり、飛沫核の状態で空中を浮遊し、それを吸い込むことで感染するので、マスクや手洗いで防ぐことはできません。 防御手段は、ワクチンを接種して麻疹に対する免疫を獲得するほかありません。

ワクチン接種歴  

1990年(平成2年)4月2日以降に生まれた人は2回接種している可能性が大です。母子手帳で確認しましょう。
1990年(平成2年)4月1日以前に生まれて、接種が1回だけの人は、約5%の人に免疫がつかず感染を防ぐには十分でない心配があるので接種をお勧めします。接種後およそ2週間で免疫が出来ます。

免疫の有無は、採血して「麻疹ウイルス抗体IgG検査」で調べますが、結果が出るまで約1週間かかります。

妊婦への接種 

麻疹・風疹混合ワクチンは生ワクチンなので、妊婦は接種できません。

海外旅行を予定している方

免疫が出来るまで約2週間かかるのでお早めに。

麻疹に感染して発症した場合

発症して72時間以内にワクチンを接種すれば症状が軽くなるといわれます。

ワクチンはどこで接種するのが良いか

日頃、多くのワクチンを接種している小児科または内科小児科が良いでしょう。内科でも接種できます。最近、接種する人が増えているので、事前に電話でワクチンの在庫と接種時間を確認しましょう。

費用は?

定期接種の対象年齢でない人は全額自己負担です。その場合決まりはありませんが、麻疹と風疹の混合ワクチン(MRワクチン)だとふつう1万円から6千円でしょう。

麻疹の主な特長

  • 潜伏期間は10日ぐらい
  • まず、鼻水とくしゃみがたくさん出て咳も加わり、 38℃台の熱が2〜3日続いてから、39℃台の高熱とともに、赤い発疹が顔から躯幹、そして上肢、下肢に拡がり、やがて色素沈着を起こし、ゆっくり消えていきます。
  • 肺炎や中耳炎、成人では脳炎の合併症が出ることもあります。
  • 麻疹脳炎は、患者1,000人に1人の割合で発症するといわれます。

感染のしかたと予防法

麻疹は通称「はしか」で、麻疹ウイルスの感染で起こる急性熱性発疹性の感染症です。
麻しんウイルスは発症した人から周りの人々へ、きわめて強い感染力があります。接触感染、飛沫感染のほか強い空気感染力があるので防ぐのが困難です。マスクはほとんど役立ちません。
唯一の予防手段は、ワクチン接種です。麻疹・風疹の混合ワクチンを1度接種すると95%、2度接種すると99%の免疫がつきます。もし、免疫がない人が感染すると90%以上が発病し、不顕性感染は殆どありません。

麻疹の症状

【カタル期】

麻疹ウイルスに感染してから10〜12日経過して、38℃前後の発熱、つよい倦怠感、顔がクシャ クシャになるほど、くしゃみ・鼻みずと咳が出て、目も赤くなり瞼が腫れるなど、多彩な症状が現れ、 発熱は2〜4日間続きます。乳幼児は下痢や腹痛を起こすこともあります。 この段階をカタル期と呼びます。

(コプリック斑)

カタル期の後半、発疹が出る1〜2日前には、口腔粘膜の奥歯の対面に、やや隆起した径1mmほどの白色の小斑点(コプリック斑)が認められます。コプリック斑が見つかれば、発疹が出現する前に麻 しんと診断することができます。写真1 コプリック斑(提供:川崎市健康安全研究所長・岡部信彦氏)

【発疹期】

カタル期の発熱が1℃ほど下降して半日ほど経つと、39℃以上の高熱が再び出て(二峰性発熱)、身の置き所がないほどのつよい倦怠感や激しい咳込みも続きます。そして、麻疹の発疹が出現します。発疹は耳介後部、頚部、前額部からはじまり、翌日には顔面から体幹へ、さらに上腕にも広がり、2日後には四肢末端に至ります。始めは鮮紅色で扁平ですが、まもなく皮膚面よりやや隆起し、疹と疹が融合して不整形な斑状になります。指で押すと退色し、発疹のあいだには健常皮膚が残っています。その後暗赤色となり、出現順序に従って赤みが褪めていきます。 この時期を『発疹期』と呼び、とても重い病態を示す時期です。

【回復期】

 高熱は、3〜4日ののち解熱し、発疹は黒ずんだ色素沈着へと移行します。強い上気道炎や結膜炎症状も軽減するので、合併症等で重篤化していなければゆるやかに回復します。『回復期』のここまで、発症して7〜10日後経過しています。

【治癒後の回復と予後】

 治癒してしばらくは、他の感染症に罹ると重症になりやすく、また体力・気力が戻るには1か月程度を要することが珍しくありません。リンパ球機能などの全身の免疫力が低下するほか、大量のサイトカインが血液や組織に溢れるため、気道や消化器粘膜などの再構築が必要なこともあります。 また、麻疹では入院を要することが少なくありません。発熱が1週間継続し他の症状も重いためです。合併症がなくても完全回復までには日にちがかかりますが、小児では脱水症、肺炎や中耳炎、成人では脳炎という重度の合併症をきたして死亡する場合もあります。現代でももっとも重い感染症です。

感染経路  

麻疹ウイルスが人から人へ感染し、他の生物は媒介しません。感染経路は空気感染、飛沫感染、接触感染があり、空気感染による感染症の代表で、感染力は強力です。1人の患者と同室するだけで、12〜14人に感染させるといわれます。麻疹が発症した者からまわりの人にうつる期間は、発熱等の症状が出始める1日前から、発疹が出て4〜5日目くらいまでです。 学校保健安全法施行規則では、麻疹に罹患した場合は解熱後3日間を経過するまで出席停止とされています。