勝又小児科・アレルギー科医院
静岡市葵区紺屋町12-5
TEL.054-252-6801
休診日:日曜日・祝日
 
9:30

12:30
× ×
15:30

18:30
× × ×

予防接種は、金曜の午前・午後と土曜の午前中に予約制で行なっています。
また、金曜日の午後2時半から約1時間は、予約制で3・4と9・10カ月乳児健診をします。

最新情報 | 食事について:食事を安全に楽しむにはどうすればいいのでしょう?

私たちは、どうすれば安全な食事を楽しめるのか、考えましょう
T.安全な食べものは、およそ次のような条件をクリアーするものです。
1)病原体がついていない
   例えば、鶏卵や生の鶏肉に付くサルモネラ菌、おにぎりに付いたブドウ球菌、生牡蠣が持つノロウイルス、生牛肉に付いたO157出血性大腸菌


2)毒性(人体に有害な化合物)がないこと
   例えば、農薬、添加物(メラミンを混ぜた乳児用ミルク)、生物固有の毒素(ふぐのテトロドトキシンや米のカビが出す猛毒アフラトキシンB) 、植物の葉や実に含まれる毒(薬になることも多い) 、古くからの言い伝え “ぎんなんは歳の数以上はたべてはいけない”


3)食べる人に、アレルギーを起こさないことが大切
   日本人がアレルギーを起こしやすい食物は、年令によりいくぶん変わりますが、 
   1)鶏卵 2)牛乳 3)小麦 4)ソバ 5)ピーナッツ 6)エビ 7)カニ などが代表的です。


4)食べる人が消化できないこともあります
  ・乳糖不耐症の乳児に、牛乳から作った普通のミルクを飲ませると下痢を起こして
   栄養失調になってしまいます。
  ・日本人はじめ黄色人種と黒人種の約6割の人は、小腸に乳糖分解酵素を全く持たないか
   十分ではありません。(そのうちトル)牛乳を飲んで下痢する人は1〜2割もあります。

 

別の見方をすると・・・  
U.安全性が低い食物を知ることも大切ですね
1)生のもの
   病原菌や寄生虫がつくこともあり、繊維が固く消化が悪い、渋みや毒を持つ事もある


2)中国産加工食品の一部
   中国から日本に輸入される加工食品は年間800億円もあるがその多くは比較的安全であると推測されます


3)日本人にアレルギーを起こしやすい食物 
   例)鶏卵、牛乳、小麦、そば、ピーナッツ、エビ、カニ


4)長い間食べ続けるとメタボリック症候群を起こしやすい食品
   例)高脂肪食品や高塩食品

 

では安全性を高める方法があるでしょうか? 
V.いろいろな方法を使って安全性を高めることが大事ですね
1)火を使って調理する
  ・殺菌
  ・寄生虫卵も死ぬ
  ・毒や渋みは分解されることが多い
  ・植物の固い繊維はやわらかくなる
  ・調味料が味を良くする
  ・他の食材と合わせて、千変万化なメニューができる
2)加工する 
  ・玄米は消化が悪く味もまずいが精米により劇的に改善

  する
  ・大豆を発酵させて、味噌、醤油、納豆、酢、などをつくる
3)生産者が確かな食材を選ぶ
  ・生産者名の表示
  ・販売業者の信頼性    長年のあいだ無事故で営業
  ・アレルギー食品の表示
4)医学的な承認
  ・消化できると認められた食品
  ・アレルギーを起こしにくい食品
5)自宅での適切な保存
  ・冷蔵庫を過信せず、買ったら早く食べる
  ・古くなった食品を捨てる
  ・必要以上に買わない
  ・非常用食品は賞味期限を確認し、貯蔵品を先入れ先出しで交換してゆく
6)調理
  ・まな板や包丁の清潔
  ・手、指の安全(傷に注意)と清潔
  ・調理後は早めに食べる
  ・作ってから食べるまで時間がかかる場合はよく火を通す
 
Q&A
Q1)私たちが毎日食べたり飲んだりする加工食品はどんなものがありますか?
   加工食品がないと生きて行けないのでしょうか?

A1) 100年ぐらい前にはお店で買える加工食品は、お味噌や鰹節、海苔、干魚、椎茸、佃煮、

   干柿、干瓢、干し大根など干物と各種の漬物、梅干などでした。
   カップ麺がなかったと聞けば驚きますね。ハムやソーセージ、パンやベーグルやサンドイッチ、

   エビフライや豚カツや串カツ等の揚げ物、袋入りのチップス類、チョコやガムもアイスクリームも

   おにぎりもコーヒー飲料もなかったのです。
   人々は食材を買ってきて自宅で調理して食べていました。
  
   加工食品が健康によくないというわけではありません。加工食品のなかには栄養的にも利便性

   にも優れ、私たちの食生活に有用なものが沢山あります。
   それでも、加工方法や添加物がよくわからない食品を出来るだけ減らし、食材を自宅で火を使って調理することで安全性がぐっと増すわけです。

 

Q2)どうすれば安全な食材を確保できるでしょう?
A2)食材は自分でつくるか、信頼できる生産者のものを買うのが理想ですね。

 

Q3)にせものでなく本物を食べるにはどうすればいいのでしょう?
A3)手軽さや名称にだまされないようにしましょう。
   例えば、野菜ジュースを飲んで野菜のおいしさを感じるでしょうか。

   おでんの大根につゆがしみた味、たくわんのポリポリした歯ごたえ、カレーやシチューの小蕪の香り、

   漬物の胡瓜のにおいと歯ごたえを楽しめますか?
   もし、野菜ジュースが野菜の代わりになるなら、焼いた秋刀魚のジュースもありですか?カレーライスも

   ジュースで飲めばいいのでしょうか。

 

Q4)身体は毒が入るとすぐ病気になるのでしょうか?
A4)これだけ報道されていますが、メラミン入りミルクによる乳児の腎臓結石は別として、死亡者が

   出たという報道はありません。
   そのわけは、大きさも機能も偉大な解毒工場として肝臓があるからです。
   何百万年前から、飢えに苦しむ動物は毒のある植物や魚介類や昆虫を食べてしまうことが

   よくありました。毒を食べるたびに病気にかかったり死亡したりしないように体内の解毒機能が

   発達したのでしょう。

 

   まとめると、いい食事とは、
   "見た目や値段でなく、安心できるほんものの食材を

自宅で調理してみんなでゆっくり楽しく食べること"